ある物や場所の内部。〜の中にあることを表す語。
箱の内に古い手紙が入っていた。
会議室の内は外より暖かい。
建物の内へは許可がないと入れない。
(ある状態・時期・範囲の)間に・のうちに。若いうちにや期間内に何かをするという意味で使う。
若いうちに色々な国へ行ったほうがいい。
一週間の内に返事をください。
子どものうちにピアノを習わせたい。
集合の中の一部や範囲のことを表す(〜のうち)。複数から“〜に属するもの”を示す。
クラスのうち、五人が欠席した。
候補者のうち最も経験があるのは田中さんだ。
その提案のうち重要な点をまとめた。
混乱や秘密などある状態のただ中で・その状態のうちに起こることを示す表現(〜のうちに)。
混乱のうちに手続きを進めたため、書類に不備があった。
その事件は秘密のうちに処理された。
心の内側。自分の感情や考え(内面)を指す語。
彼女の内は誰にも見せないようにしているようだ。
嬉しい内もあれば、不安な内もある。
胸の内を打ち明けるのは勇気がいる。
自分たち側・うちの組織や会社を指す言い方(我々・当社など)。
うちの会社ではリモートワークが一般的になった。
その件はうちで対応しますので、ご安心ください。
うちのチームは今期売上が伸びた。
自宅や自分の家族・家を指す言い方(家庭・家という意味)。
うちに遊びに来ませんか?
年末はうちで親戚と過ごした。
うちの家族はみんな甘い物が好きだ。
(話し手の)配偶者を控えめに指す言い方。夫・妻を表す。
うちは先月から新しい仕事を始めました。
うちの者がそちらへ伺います。
お忙しいところ、うちのためにありがとうございます。
手紙などで、妻が夫の名の後に添えて書く『内』。『夫の代わりに妻が署名した』ことを示す書き方(書簡上の慣用)。
宛名に『山田太郎 内』と書かれていたので、妻が代筆したのだろう。
関西方言での一人称(主に女性や子供が使う)で『私・僕』の意味。
うち、今日学校休むねん。
うち、あの絵好きやねん。
(古語)宮中や内廷、帝の居所・宮殿の内庭などを指す語(古風・史的用法)。
昔の文献には『内に参る』とあり、宮中へ上がる意だ。
(古語)天皇・皇帝を指す語。現代では歴史的・文学的文脈で用いられることがある。
古い記録では『内は行幸せり』という表現が見られる。