前に来る語句を強調して「まさに〜だ」「〜こそ本当にそうだ」と強い確信や対比を表す助詞。
これこそ私が長年探していた本だ。
彼こそ先生にふさわしい人物だ。
今こそ行動を起こすべきだ。
「…こそあるが/…こそすれ」の形で用い、前件を認めつつ後件で対立・逆接を示す(『確かに〜ではあるが』の意味)。
彼は親切なこそあるが、頼りになるかは別だ。
値段が安いこそ安いが、品質が心配だ。
彼は才能があるこそあるが、努力を続けないと伸びない。
動詞の仮定形(〜れば)に続いて『〜ればこそ』の形で使われ、『まさに〜だからこそ〜だ』という原因・理由の強調を表す。
苦労すればこそ、人は強くなる。
助け合えばこそ、コミュニティは続くのだ。
議論すればこそ良い結論が出る。
文語的・文学的な用法で、動詞の未然形(否定形の語幹)+ばの後に用い、『全く〜ない・まったく〜でない』の意を強める表現(現代口語では稀)。
知らざればこそ、軽々に言うべきではない。
疑えぬばこそ、我々は慎重に振る舞わねばならない。