名詞などを並べて「〜や〜」と言い、完全ではない列挙(〜など)を示す助詞。話し言葉でよく使う。
机の上に教科書やノートが散らばっている。
スーパーでパンや牛乳を買ってきてください。
彼女はギターや作詞をしている。
動詞の辞書形に続き、ある出来事が起こるとほぼ同時に別の出来事が起きることを表す(「〜や、…」)接続的用法。文語的・硬い表現で用いられることが多い。
チャイムが鳴るや、生徒たちは教室を飛び出した。
ドアを開けるや、冷たい風が入ってきた。
試合が始まるや、観客は一斉に立ち上がった。
関西方言などで使われるコピュラ(断定の助動詞)。「〜だ・〜です」に相当する。文末に置く。
それは違うや。
彼、学生やで。
今日、雨やから傘を持って行きなさい。
俳句・連歌などで使われる切れ字的な感嘆の助詞。「…や」の形で句を締めたり、詩的な間を作る。
松尾芭蕉の有名な句「古池や 蛙飛びこむ 水の音」。
驚きや当惑を表す感嘆詞。「えっ」や「まあ」に近い口語表現。
や、そんなことがあったのか!
や、君が来るなんて思わなかったよ。
男性が使うことの多い呼びかけや軽い挨拶の掛け声(「やあ」の短縮形)。
や、久しぶり!元気だったか?
古語的な感嘆の語。現代ではほとんど用いられないが、古典や写実的な文体で見られる。
や、それこそ我が望みなり。(古風な表現)
古い用法で、疑問を表す助詞として働いたもの。現代語ではほとんど使われない。
これや?(古い言い方で「これは〜か?」の意)