噛む

かむ
他の表記: 咬む, 嚙む, 嚼む
JLPT:N4
頻度:
1

歯で物を噛み切る、または歯を使って物に力を加えること(かむ)。

五段動詞他動詞

例文

犬が靴を噛んで中をめちゃくちゃにした。

彼はリンゴを一口噛んで味を確かめた。

子どもが指を噛んでしまったので消毒した。

2

食べ物を歯で細かくする、噛んでよくすりつぶすこと。咀嚼する意味。

五段動詞他動詞

例文

食べ物はよく噛んでから飲み込んでください。

硬いガムを長く噛んでいると顎が疲れる。

この肉は噛み切るのが大変なくらい固い。

3

舞台や放送などで台詞をうっかり噛む、言葉を噛んでうまく言えなくなること。

五段動詞他動詞

例文

緊張して本番でセリフを噛んでしまった。

司会者が噛んだとき、観客は優しく笑った。

4

波が岸や船体にぶつかって砕けるさまを、比喩的に『噛む』ということがある(文語的・比喩的用法)。

五段動詞他動詞

例文

荒波が岩に噛みつくように打ち寄せた。

5

歯車・ファスナーなどが噛み合う、かみ合って動作すること。部品どうしがかみ合う意。

五段動詞他動詞

例文

歯車がうまく噛んで機械が滑らかに動き始めた。

ファスナーが噛んでしまって開けられない。

6

(慣用)事に一枚噛むのように、(取引などに)関与する、何らかの手を添えるという意味で使われることがある。

五段動詞他動詞

例文

あの会社は裏で一枚噛んでいると噂されている。

7

(古語)説得する、口づけるなどの意味で使われた歴史的用法(江戸期の遊女語など)。現代ではほとんど使わない。

五段動詞他動詞古語

例文

江戸時代の風俗書には、噛むが『客を口説く』という意味で使われる例が見られる(古語)。

ます形噛みます
ない形噛まない
た形噛んだ
て形噛んで
ば形噛めば
意向形噛もう
命令形噛め
可能形噛める
受身形噛まれる
使役形噛ませる
使役受身形噛ませられる