物を垂直にする・建てる。テントや建物などを設置して立たせること。
キャンプ場でテントを立てるのを手伝った。
祖父は村に小さな家を立てた。
ポスターを壁に立てて、イベントの場所がわかるようにした。
物を突き刺す・差し入れること。刃物や杭などを何かに突き立てる動作。
釘を板に立てるときは、まっすぐ刺さるように気をつけて。
彼はナイフを地面に立てて、自分の位置を示した。
支柱を地中に立てる作業は、二人でやると楽だ。
音や噂などを起こす・引き起こすこと。騒ぎを起こしたり、ほこりや煙を立てる場合にも使う。
彼のせいで大きな騒ぎを立ててしまった。
走ると砂ぼこりを立てるので、静かに歩いてください。
そんな噂を立てるのはやめなさい。
計画や方針、目標などを作り上げる・定めること。物事の準備や設計をする意味。
来年度の事業計画を立てる会議が明日ある。
旅行のスケジュールを立ててから出発しよう。
目標を立て、それに向かって毎日努力することが大切だ。
候補者やリーダーなどを擁立すること。政党や団体が人を代表として選ぶ・立てる行為。
党は地元の市議を次の選挙の候補者に立てた。
彼らは新しいリーダーを立てて組織の改革を進めた。
人の面目や体裁を保つようにする、あるいは相手を立てて敬意を示すこと。相手を悪者にしないよう配慮する意味もある。
上司の面目を立てるために、失敗をあまり公にしなかった。
招待する側として客のプライドを立てることが大切だ。
輪郭や印象をはっきりさせること。鮮明に際立たせる、あるいは刃などを研いで鋭くすることにも使われる。
写真のコントラストを立てて被写体を際立たせた。
エッジを立てるために包丁をよく研いだ。
(古い用法)扉や戸を閉める・塞ぐこと。「閉てる」と同義だった用法がある。
古文では『戸を立てる』のように書かれている箇所がある。
(茶道)抹茶を点てる、茶をたてること。点てると同義で、お茶を客に出すために立てる行為。
お点前として、抹茶を丁寧に立てる練習をした。
彼女は客のためにお茶を立てた。
ある数量を別の数で割る(按分する)という意味で使われることがある。例:予算を人数で立てる。
旅行の費用を参加者の人数で立てて、一人当たりの負担を計算した。
動詞のます形の語幹に付いて、『...しっかりと/激しく〜する』という意味を付ける接尾辞的用法(例:煽り立てる=激しく煽る)。
彼らは群衆を煽り立てて暴動を起こさせた。
部下を持ち立てることで、その人物の影響力が強まった。