到達できる範囲や境界点。そこを超えると同じ条件が続かない場所・限界。
視界の限りに山々が連なっていた。
この機械には耐久の限りがある。
力の限り戦ったが、勝てなかった。
程度・範囲を表す。どれくらいの度合いかということ。
被害の程度は想像の限りを超えていた。
彼の知識は私の知っている限りでは広い。
今日は疲れの限りで早く寝たい。
ある行為や状態の「終わり」「最後」を表す用法。『これを限りに〜する』のように使われる。
これを限りにタバコをやめます。
今回の失敗を限りに、もっと慎重に行動するつもりだ。
『〜する限り』の形で「〜する間は」「〜する限りでは」と、ある条件や状態が続く範囲での事柄を表す(条件的用法)。通常、肯定文のあとに使う。
私が生きている限り、君を助けるよ。
雨が降らない限り、試合は行われます。
健康である限り、仕事を続けたい。
否定形の動詞に続いて『〜ない限り』となり、『〜しない限りは〜ない』という意味で『〜でなければ』や『〜でない限り(起こらない)』を表す(unless)。
連絡がない限り、来ないと思います。
許可がない限り、その部屋に入ってはいけません。
彼が謝らない限り、許すつもりはない。
『〜の限りでは』などの形で『〜に関する限り(私の知る範囲では)』という意味。情報や知識の範囲を限定して述べる表現。
私の知る限りでは、彼はまだ日本にいます。
現時点の資料の限りでは、問題は深刻です。
報告書の限りでは、その計画に問題はないようだ。
『嬉しい限りだ』『感謝の限りだ』のように、ある感情が非常に強いことを表す。形容詞+限りの形で用いられることが多い。
ご協力いただき、大変ありがたい限りです。
皆さんの支えがあって嬉しい限りだ。
期待に応えられず残念な限りだ。
接尾語的に用いられ、『一度限り』『今日限り』のように『〜だけ』『〜のみ』の意味で使う(『… only』)。
この割引は一度限りですので、よく考えてください。
今日限りでこのセールは終了します。
今回は今回限りの特別対応です。
(文語的・古語)臨終、命の終わりを指す用法。現代ではほとんど見られない。
古い記録には『限り』が臨終を意味する例が残っている。
(文語的・古語)葬儀や埋葬を指すことがある用法。現在はほとんど使われない。
古文には『限り』が葬祭に触れる語として使われる例がある。