するのくだけた言い方。行為・仕事・勉強・遊びなどを行うことを指す。口語で広く使われる。
今日の宿題は誰がやるの?
週末はテニスをやる予定です。
この仕事は俺がやるよ、心配しないで。
(物や人を)送る、派遣する。相手や場所へ何かをやらせる・送るという意味で使われることがある。
明日、支店に追加の在庫をやります。
彼を先にやって、様子を見てください。
(視線や体の向きを)向ける/動かす。目線や頭などをある方向へ向けること。
彼女は窓の外に目をやった。
その話を聞いて、彼は首をやった。
(特に目下の者や動物に)与える、やらせる。贈る・与えるという意味で、相手が自分より同格か下の場合に使うことが多い。
犬に餌をやるのを忘れないでください。
子どもにお菓子をやったら満足そうだった。
報告書を部下にやっておいてください。
(車などの)速度を上げる、アクセルを踏むなどして速くすることを指す口語表現。
もう少しアクセルをやって、追い越してくれ。
コーナーを出たら、やってください。
商売をする・店を経営する、あるいは職業として行う(仕事を営む・従事する)という意味。
あそこの蕎麦屋は父がやっている。
彼は小さな工場をやっている。
医者をやるのは大変な仕事だ。
食べる・飲む・煙草を吸うなど、食事や飲酒・喫煙をすることを指すくだけた言い方(「一杯やる」など)。
仕事終わりにみんなで一杯やった。
外でたばこを一服やってくる。
昼にラーメンをやってから戻ります。
演奏・上演・興行などを行う、催しを開くという意味(「演る」と同義で使われることが多い)。
今夜、あのバンドがライブをやるらしい。
次の公演で新しい曲をやってみたい。
文化祭で演劇をやることになった。
(比喩的に)相手の気持ち・心配を和らげる、慰めるという意味で使われることがある。
悩んでいる弟の話を聞いてやったら、気持ちがだいぶ楽になったようだ。
心配しないで、僕がそばにいてやるよ。
(俗語で)害を与える・傷つける、場合によっては殺すという意味で用いられることがある。脅しや粗暴な表現に使われる。
あいつを始末してやる。
奴らにやられる前に、こちらからやるぞ。
(俗・卑語)性的行為をする、性交するというきわめてくだけた・下品な表現。しばしばカタカナ(ヤる)で表記される。
彼女と昨夜ヤったらしい。
こんなところでヤるのはやめろ。
(自動詞的に)やっていく・やって来るの意で、暮らしていく・やっていけるという意味や、到来するという用法がある。
小さな町でも工夫すればやっていけるよ。
彼は一人で暮らしてやっていけるのだろうか。
何とかやって来たが、これからが大変だ。
補助動詞的に、動詞のます形の語幹に付いて「...しきる・完全に...する」のような完了・徹底の意味を出す(やや古い・口語的な用法もある)。
彼はあの箱を放りやって、もう二度と見なかった。
その問題は簡単に投げやるべきじゃない。
補助動詞的に、(動詞のます形の語幹に付いて)広く行う・遠くまで行うといった範囲の大きさを表す用法がある。
丘の上から遠くを見やると、海が見えた。
彼は辺りを見やって、道を探した。
補助動詞として、動詞のて形の後に付いて『(人に)〜してあげる/〜してやる』のように、相手のために何かをしてやることを表す(しばしばやや粗野な響き)。否定のニュアンスを伴うこともある。
手伝ってやるから、文句言うな。
黙って見てやるつもりはない。
やってやるよ!任せておけ。
補助動詞として、て形に付いて『積極的に努力して〜する』という意味を表す用法。意気込みや決意を伴うことが多い。
やってみせてやるから、見ていろ。
絶対に成功してやるつもりだ。