(物や人が)ある地点・対象に近づくこと。距離や時間的に接近する意味で使う自動詞。
犬が私に寄ってきた。
電車がゆっくりホームに寄ってきた。
敵軍が城に寄ってきたので、守備を固めた。
人や物が一か所に集まること。群れる・集結するという意味で使う自動詞。
近所の人たちが公園に寄り、清掃を始めた。
学生たちが先生の周りに寄って質問した。
ついでに短時間立ち寄ること。通り道にある場所に短く訪れるという意味。
帰りに駅前のコンビニに寄った。
ちょっと友達の家に寄って行くよ。
昼休みに図書館に寄る予定だ。
年を取ること。「年が寄る」のように使い、年齢が高くなることを表す。
年が寄ると若いころと同じようには動けなくなる。
年が寄って、彼はより慎重になった。
布や皮膚などにしわができること。例:しわが寄る。
洗濯機から出したシャツにしわが寄っていた。
彼女は年齢とともに目元にしわが寄ってきた。
体を何かに寄せかける、もたせかけること。『倚る』『凭る』と書くこともある(よりかかる・もたれるのような意味)。
背中を木に凭って休んだ。
古い欄干に倚って海を眺めた。
少しこちらに寄って座ってください。
相撲用語で、相手のまわしを取って押し出すこと(専門用語)。
あの力士は得意の寄りで相手を土俵の外に出した。
交渉で価格などが折り合い、決着がつくこと。値段などが一致する・落ち着くという意味で使われることがある(交渉用語)。
交渉の末、両社は提示価格に寄り、契約が成立した。
(文語・古語)他人に心を動かされる、心が傾くという意味。現代では古い表現。
昔の歌では、恋人の情に寄ると歌われることがある。