(古風・慣用的に)中へ行く、室内や場所の内部に入るという意味。日常では主に「はいる」と読むが、特定の慣用表現や文語的用法で用いられることがある。
客が部屋に入ると、皆が挨拶した。
祭りの行列が町中に入ると、人々は拍手した。
その言葉は彼の胸に深く入った。
(天体が)沈む、欠けて見えなくなること。特に夕日や月が地平線や山の陰に隠れる場合に使われる文語的表現。
夕日が西の山に入って、空が赤く染まった。
満月が雲に入って見えなくなった。
悟りや特定の境地に到達すること、あるいは完成した状態に至ること。修行や思索の結果として「〜に入る」という表現で使われる。
長年の修行の末、彼はついに悟りに入ったと言われる。
物語はクライマックスに入るところだ。
動詞のます形の語幹に付いて『〜し切る/心から〜する』という意味を加える接尾辞的用法(例:聞き入る=熱心に聞く、感じ入る=深く感動する)。
みんなは彼の話に聞き入った。
その演説には多くの人が感じ入った。
動詞のます形の語幹に付いて『完全に〜する/〜状態になる』という意味を表す接尾辞的用法(例:寝入る=ぐっすり眠りに入る)。
赤ん坊はミルクを飲むとすぐに寝入った。
長い会議の後で、彼は椅子でうとうとと寝入ってしまった。